触れ合って一度離れて ぽってりと熱もつ体きみのせいだよ
横にいたあなたのにおい思い出す のぞく首筋 薄暗い部屋
2154年の人たちへ そちらのお天気いかがでしょうか
粉砂糖みたいな雪が降る夜に 消えてくいのち 月が見ていた
午後4時の路地裏 赤い夕焼けがお前の命の価値を定める
乱雑にティッシュハンカチつめたなら 負け越し必須の就活戦線
君たちがいなくなるならここにいる意味がひとつもなくなっちゃった
くちびるに額に指にキスをするきみの動きがいちいちずるい
強引に体を寄せて「好きだよ」と言えるかな? ほら、やってみせてよ
太陽をヨーヨーみたいに跳ねさせて 三時のおやつに月を食べます