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好きってなんだろう、という一文を見た。好き。ここでいう好きは恋愛関係を結ぶ感情を指すのだろう。
それは頭で考えて理解できるものなのだろうか、と思った。こうこうこういった理由があって、だからわたしはこの人が好き、といちいち理解する必要があるのだろうか。
理由というのはあとからついてくるばかりで、それらは都合よく変化するものだと思う。
考えすぎなのだ。好きという感情を崇高なものとして見すぎている。そこまで好きは大層なものではない。
気になったらそれはもう好きのはじまりなんじゃないかな、と言われて、なるほどと思った。好きの反対は無関心とはいうけれど、確かにその通りである。
片思いが一番楽しい、なんて恋に恋した言葉もあるけれど、両思いの方が圧倒的に楽しいと思う。お互いに好きな部分を見つけあって、いままで知らなかった自分を見つけてもらう喜びは、手に入れてみないとわからないものである。
自分に都合のいい理由ばかりつけて、行動しないまま若さを捨てるくらいなら、傷つくことも含めて若さを生き抜いた方がいい。そう気付いて行動できた人から甘いもの食べていいよ。わかんない人は塩なめててね。
好きなんてのは自分に正直になれた人だけわかるもので、そうでなければ逃げてるか、最初から感じられないかのどちらかなのだろう。必ずしも必要とされるものではないのかもしれない。